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No.080 スタインフルト(ドイツ)

先週のUedemでは後半にパンクし、レースそのものでは最後に完全燃焼した感がなくレースを終えたが、今日のSteinfurtはきっちりと走りきることを目標に挑んだ。

コースはかなり狭い区間も含んだアップダウンのあるコースで、油断していると勝負にすら参加できなくなりそうだ。

出場選手数もほぼ200人。車1台分の道路もあるので前に位置しなければならない。



スタートと同時に集団はアタック合戦。

特に狭い区間の入り口、そして横風区間に入った直後は速い。

登りではペースを上げるために先頭へ。

オランダに滞在していると登りを走る機会がない。ここで登りの感覚を思い出すのにペースを作る。

この動きで一度集団から抜け出しかけるも、集団が大きすぎて決まらない。

逆にこのあとのカウンターが決まってしまい、およそ13人ほどが抜け出す。

ドイツやオランダのコンチネンタルチームが逃げに入ったために後続集団は完全にコントロール。

今回ジョイントして出場したマルコポーロも1人を逃げに送り込んだことで静観の方向へ。しばらくは集団内で休むようにする。と言っても狭い区間や横風、登りでのアタックが続くために脚を休める機会は少ないが・・・



集団にはまだ150人以上がいる。いくら有力チームが押さえ込んでもまだ有力選手はいる。そのため幾度となくアタックが繰り広げられる。

横風区間ではオランダのチームが組織力で前に出て追走。俺は危険を感じて集団の前方へ。

後方を見ると集団は分断化されている。これはチャンス!と思うが、100人以上の集団は完全に分断化されるところまで離れない。



前との差は常に1分前後。登り区間では前が見えている。

俺は横風区間でスピードが上がったタイミングを利用してアタック。

7人ほどの追走グループを形成するが後続集団も黙って逃がすわけがない。

すごい勢いで集団に吸収されてしまう。



ラスト10キロを切って40秒ほどのタイム差だろうか。

集団の中は皆が追いたい、しかしチームメートが前に行っている以上追えない。

前も速くないので協力すれば追いつける距離。しかしチームのしがらみや駆け引きで集団のスピードは上がらず、集団のままゴールへ。

最終コーナーは下りながらの鋭角コーナー。

コーナーを曲がると7%ぐらいの登りをおよそ200メートル登ってゴール。

集団のスピードが上がりきらなかったために100人以上が最終コーナーをめがけて位置取りをして危険な状態。

最終コーナーでは前の選手がスムーズに抜けられなかったこと、そして危険なとところでのスプリントを行なわなかったために24位と着外の成績でゴールした。



序盤からいいイメージで走りきれ、賞金を取ることができれば尚良かったが、今回のような短期の遠征ではあまりにもリスクの大きなスプリントをする気にはなれなかった。

ゴール後、最終コーナーで接触したドイツ人とオランダ人が喧嘩を始めたりと、とにかく全体にピリピリとした感じのスプリントだった。

まずはスプリントに至るまで、良い感触を得ることができたのは収穫だった。

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