No.003 CORRATEC R.T.

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2007年より使用開始しているコラテック・R.T.(07年は同一グレードながら欧州での販売ネーム｢C.T.T｣を使用)トップチューブのボリューム感が特徴的なバイクだ。

最近のカーボンバイクと言えば完全なモノコック形状で剛性を極限まで高めているもの、もしくはカーボンの素材自体が廉価版を使用しているためか絶対的なカーボン量を減らし、軽量ではあるものの剛性感が物足りないものが多いのだが、このR.T.は形状にメリハリをつけることで剛性感を作り出している。
BBのリズミカルなウィップは決して柔らかいだけのものではないし、硬ければ良い訳ではない。
進むための推進力を作ることができれば少しぐらいのウィップがなければ後半に失速するのは目に見えている。
スプリントでは特に説明する必要はないだろう。
30代後半に入り肉体的に衰えを感じ、他の選手よりも機材面で少しでも有利にしたい状況で、R.T.を使ってこのいくつかのレースで勝利していることを考慮すれば、ハンディを背負っているわけじゃないことは説明がつくはずだ。

普段しているのは55cmのもの。一般販売されている既製品で何も特別な仕様ではない。

フレーム：コラテックR.T.　55cm
コンポ：カンパニョーロ・コーラス
クランク：172.5mm 53Tx41T
ハンドル＆ステム：コントロールテック VIENTO44cm/UNIT12cm
シートピラー：コントロールテックWE POST
サドル：フィジーク・アリオネ(サポート選手用非売品)
ペダル：LOOK KEOカーボン
ホイール：DT1450(メインホイール)
タイヤ：パナレーサー
スピードメーター：キャットアイ
ハートレートモニター：POLAR　S725X