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No.071 ツール・ド・台湾 第1ステージ

マレーシアのあとは2ヶ月ほどレースがなく、この台湾が久しぶりのレースとなった。
今回は知人の紹介で「e-MA」という現地からのミックスチームでの出場となった。今回はまったくの別ルートでダイハツボンシャンスの外勢選手も同じチームで出場することになり日本人は2名である。

ツール・ド・台湾はほぼ全ステージがクリテリウムなどの周回コース。
練習という位置づけにするには少し物足りなさを感じるところもあるが、レースができるのはうれしい限りだ。
出場チームはアメリカのヘルスネットやオーストラリアのドラパック、台湾のジャイアントやオランダのスキルシマノ、日本の愛三工業や梅丹などコンチネンタルチームも多数参加。
レース形態自体は少し物足りなさを感じるものの、参加しているチームのおかげで質的には申し分ない。

taiwan1st01.JPGのサムネール画像第1ステージは高雄でのクリテリウム。
1周2.2キロを40周。このレースでまず今大会全体の流れが読めるだろう。
序盤からチーム力を使った駆け引きが目につく。
チームメートがアタックすれば後続の選手はギャップを作って逃げを誘発している。しかしどこのチームもきっちりとコントロールしているようでなかなか逃げが決まらない。そして1回目のポイント賞、ここでは上位3人に5,3,1点、そしてタイムボーナスが3,2,1秒与えられる。
一度様子を見るつもりで前に上がってみる。チャンスがあれば取りに行く考えだ。
だがこの当たりは欧米系のチームがきっちりとコントロールし入り込むのは少し難しいようだ。
おまけに自分自身あまり好調と言う感覚ではない。踏んでも伸びていない。
あくまで今回は今後のシーズンに向けての調整的な意味合いで走っているので、感覚的に行けそうならもちろん狙ってはいくが。

2回目のポイントでも同じような流れ。そのためポイントライン通過後にアタックを試みる。
最大で7秒ほどは開くものの、どこのチームもナーバスですぐに反応してくる。
全体的にスプリントに持ち込みたいのか逃げは決まりにくそうだ。集団に戻ってゴールまであまり動かないようにする。

体感的に少し強度が高い。心拍もいつもよりも余裕がない。
無理をしないよう、ゴールまで温存気味で行こうとするがラスト8周のポイントあたりから逃げグループができる。
ワンカンポや西谷、宮澤らが入る。この逃げに対して他の海外チームがどう動くのか。
ドラパックやヘルスネットの動きを見ているものの、あまり強力な印象はない。
最後の最後でようやく集団も危機感を感じ追走。ラスト1周に入って差が詰まり始めてラスト1キロを切ってようやく前が射程圏内。
そしてラスト500メートルほどでやっと集団は前を捕らえたが、そのままスプリントに入っていったので同タイムでゴールしたものの、前を完全に吸収することができなかった。

ラスト2周の終わりに前の韓国の選手が落車しかける。前の選手に接触したようだ。
そのまま後ろにいた俺とサウスチャイナシー総合優勝したタンは巻き込まれてコーナーの外側に膨らみ、好位置を逃してしまった。
結局ゴールまでに上がりきれず15位でフィニッシュ。
とにかく今日は同タイムでゴールできたので被害は最小限に抑えられたと言うところだろうか。

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