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No.056 '08サウスチャイナシー 第1ステージ
今年のツアー・オブ・サウスチャイナシー香港島の銀行通りをスタートする。九龍方面までは海底トンネルをパレードし、工業地帯である青衣(ちんい)を周回し、再び海底トンネルを通ってHSBC前をゴールする71キロのコース。
距離はタイランドからすればたいしたことはない。しかしこの青衣の周回コースは最大10%ほどの登りが待ち構えており、考えている以上に一筋縄ではいかない。
今回も周回コースに入ってあっけなく20人ほどの先行グループが決まる。
特にアタックがあったわけでもなく、気がついたら集団が割れていて誰も差を詰めようとしなかった。
俺はコンディションは良いと感じていた。そのために少し躊躇しすぎてしまい、登りでペースアップ、前年度優勝しているロシアのオムニバイクチームの選手と追走。
しばらくして日本ナショナルチームの西谷、ディスカバリーで走り今回は中国ナショナルチームで走る李など、そして先行していたグループから日本の片山、相川が脱落して合流。気がつくと10人ほど。
前を行くグループの姿かたちはまったく見えない。
ただひたすら先頭交代してラスト15キロになってようやく先行グループが見えて合流。
しかし前には10人ほどがまだいるようだ。
ここで西谷ら4人ほどが抜け出して先行グループに合流する。
ここでの判断力が結局このツアーのすべてを決定付けてしまうことになるとはことときまったく予想もしなかった・・・
何度もペースアップを図るが単独で出来ることは限られてしまう。
まず今日は最悪着外でも構わないが、先行グループからの差を最小限に抑えて明日以降の総合での可能性を残し、そして更に可能であれば賞金はいただく。そういう気持ちで残る距離を戦う。
トンネルを抜けてアタック合戦は仕掛ける回数を増やすも厳しいマーク。そしてそのまま複雑な立体交差を走り抜けてHSBC銀行前へ。
ラスト150メートルで先頭に出てそのままグループの先頭でゴール。多分賞金はゲットしているはず。前の状況がまったくわからない。まずは先行グループに乗り遅れた自分にムカついているので、しばらくゴール後のチームピットに戻らず一人でクールダウンし気持ちを落ち着ける。
結果は15位。賞金圏内ではフィニッシュ。しかし先頭との差は3分、前の10人ほどのグループとは1分半と大きく遅れてしまい、このツアーのコースプロフィールからすると、事実上総合を狙うのはかなり厳しくなってしまった。
明日からどういう攻め方をすればいいのか・・・
気持ちを切り替えて明日からの戦いに集中していくしかない。
写真
01:レースは香港島から青衣(チンイ)の工業地帯周回コースま
行われた。撮影:Hideaki TAKAGI
02:レース後にスタッフと。
撮影:Hideaki TAKAGI
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