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No.044 '07舞洲クリテリウム

’07舞洲クリテリウム

昨年優勝した舞洲クリテリウムに今年も優勝を狙って参加した。

実業団レースに併催で行われるクリテリウムのエリートカテゴリー。俺自身がレースを繰り返して体を作っていくタイプなので、どうしてもレースに走りたい。そのためにほとんどレースが開催されない日に舞洲で行われるのは非常に有難い。

コースの周長が短いため、他のカテゴリーに参加されている方、そして応援に来られている方など、ギャラリーが多いのはエキサイティングだ。

それにアンダー23の活きのいい若手と同時スタートというのも楽しい。

距離こそ短いものの、それが逆にワンミスで終わってしまう難しさを含んでおり、レースのためのトレーニングレースと思えば参加しない手はない。それにネガティブな考えだが、失敗したとしても失うものも少ない。

天気予報どおりにスタート前から雨が降り出し、路面はウェット。

最初のコーナーが車一台分ほどの狭さのため危険なので要チェック。そして実業団の下位カテゴリーで落車が頻発したバックの直線。

ここは内側で同時開催されているレースと一瞬見間違えてしまうのか、直線の途中に内側のレースのコーナーが見えるため、急に曲がろうとする動きで落車している。それに長い向かい風で集団後方が突っ込んでいるのかもしれない。ただ危険なのは確かだ。

スタートからハイペースで進んでいく。

序盤から俺も逃げを作ろうと積極的にレースに参加する。

今回から実戦投入したバイクの確認をすべく、アタックして感覚を確かめる。やはりまったりと練習してもわからないことが多い。そういうことでも、レースのシチュエーションは利用したいものだ。

中盤以降、何度も攻撃を受ける。特にチームでの参加ではないので一人でさばいて優勝への組み立てをするのは簡単ではない。特にシルベストの藤岡くんは若手ながらスプリント力もあり攻撃的な走りがすばらしいし、シクロクロスではナショナルチームとして気心の知れた選手だ。

他にも花園高校自転車部の後輩にあたり、年末のツアー・オブ・サウスチャイナシーではナショナルチームに抜擢、個人追い抜きでは5分を切る能力を擁し、先週のトラックの大会ではマトリックスのメンバーをポイントレースで撃沈してくれた太田のいる京都産業大学自転車部。他にもマルコポーロの秋山やダレンなど手ごわい。

特にダレンは先頭交代には積極的に参加せず、ただタイミングを計っているようだ。

何度も仕掛けて集団を分裂させるも、追い風と向かい風のみの単調なコース、そして追従してきた選手にも逃げる脚がないのでなかなか決まらない。そしてラストへ向けてスプリントの可能性がどんどん高まる。そして期待どおり(?)スプリント合戦へ。

京都産業大学が集団先頭を固めるも、いまいち連携が悪い。そしてラスト400mあたりで藤岡がアタック。ここで行かれてしまうとまずい。まずは藤岡につけるように反応。最終コーナーで追いつけてしまえば勝算はある。

最終コーナー手前できっちりと藤岡の背後に入りスプリント開始。

最後は12Tのギアでスプリント。少し追い風気味で追い込まれるのを心配していたが、かけた瞬間に後続は離れてゴールには余裕を持って入ることができた。

これで春の舞洲クリテリウムは連覇、マトリックスチームにも小さいながらも3勝目を、そして俺の今季初優勝と激しい07年に突入するには気持ちのいい優勝なのは違いない。

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