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No.024 3daysサイクルロード熊野 第2ステージ

熊野第2ステージ。名物の千枚田、そして札立峠が待ち構える。

天候は悪く、下りはどうなっているのか想像がつかない。特に札立峠は路面状況はただでさえ悪く、普通に藻が生えている区間もある。油断して下っていると取り返しのつかないことになる危険もある。

昨日のレース後、真理のリーダーを全員で守ることを確認。俺はアシストということもあるし、まだ元旦以降本調子じゃない脚のこともあり、全体的に無理をしないレースとなる。

千枚田を前に2回目のスプリントポイントでボーナスタイムを得る。俺が獲得することで総合有力選手に少しでも「お裾分け」しないようにしていく。1回目は狩野選手(シマノ)が獲得したことで、俺としてもきっちり動かないと、と気を引き締めた。

千枚田では集団をコントロールしなければいけないチームメート達だったが、少し経験のなさが暴露されるような形で狩野と土井(シマノ)にチャンスを与えてしまった。

無線で集団先頭にいる柿沼と中村に作戦を伝えるが、彼らには上手く伝えることが出来なかった。俺の中では当たり前の部分も、彼らにとっては今まで経験のしたことのないオプショナル的な動きだったのかも知れない。そのため理解しえもらえず隙を作ってしまった。

この日はミヤタは常に後手に回る展開だった。俺は札立峠で離れ、下りでレースのオフィシャルカーが邪魔になり前方へは追いつけなかったが、その後もチームメートは常に後手の展開でどんどん戦力を失い、最後の千枚田以降はきっちりとアシストすることができなかった。その中で真理は孤軍奮闘しなんとかリーダーを死守した。

補給地点で前方グループが見えるほどに頑張った俺のいる後続追走グループだったが、最後の千枚田で力尽き、そのままゴール。明日の最終ステージできっちりと仕事をするしかない。

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