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No.013 Tour of South China Sea第6ステージ
今日のコース、よくぞこんなへんてこりんなコースを考えたもんだと、頭をひねるようなコースマップ。クリテリウムなんだけどスタートとゴール地点が 通りの反対側で、周回板はスターと地点で出される。そしてゴール地点はゴールでのみ使用、周回中は通らない。周回板での鐘は残り1周半なのか半周なの か???謎だ。
唯一の救いはゴール前500mほどでUターンしてから加速。集団の位置取り、そして自力のある選手のみがスプリントできるコースだろう。
俺は序盤から香港チームがコントロールするだろうと予想し、最後まで脚を温存していくことにする。
序盤から逃げが激しく行われる。日本チームも盛や西谷が攻撃し香港チームは常に集団をコントロール。決して楽をしているようには見えない。とにかく少しでも消耗してもらい、あわよくば集団から抜け出すことも視野に入れる。
レー スは完全に香港チームが主導権を握り続け、まったく危なげない状態だ。もう少し組織だって攻撃が行われても良さそうだが、最終日の登りで完全に総合が入れ 替わる可能性を考えれば、ここは全員が温存という、まるでプロ野球で優勝チームがきまったあとのトーナメントのようにつまらない。
後半に入り風がきつくなっていくが、黄金寶にステージを託す香港が完璧なコントロールのままゴールへと向かう。俺はチームメートに助けられながら最終コーナーへ。かなり良い位置だ。コーナーの大外からスピードを殺さずに抜ければ、風上だが脚があればそのままスプリント可能だ。
しかし最終コーナーでハプニング。
なんとコーナー中央にトラックが進入。俺はフルブレーキで回避し、集団の20番手以降に埋もれる。
残り500mをもう一度踏みなおすが、前が詰ってしまい10位という中途半端な状態でフィニッシュとなった。
明日の第6ステージは珠海でのクリテリウム。スプリントのキレは悪くないので、ここでもう一発狙っていきたい。
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