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No.010 Tour of South China Sea第3ステージ

第3ステージはスタート時から雨と強風で、多くの選手からやる気を奪い取っていたはずだ。俺はまったく逆で、スタートから天気以上にレースを荒らし、そして自分へと流れを作るつもりでいた。

スタートから隙を見てアタックをするが、これだけ総合で遅れていてもまだマークは厳しい。吸収された後、西谷(日本)が抜け出し、単独とは思えないほどのスピードでレースをリードし続ける。

西谷が逃げている間、レースは完全に死んでいる。次の動きがでないことには、誰も消耗していないし攻撃のタイミングも難しい。

レースが動き出したのはラスト8周を切ってからだった。

俺はチームメートを含む2人が抜け出したとき、集団が一瞬にして和んだのを見逃さなかった。

俺はそのまま2人に追いつき逃げる。しばらくすると別府やリーダーを含む何人かが追いつき、集団の動きを見るとこのまま決まりそうな雰囲気だ。

しばらくすると飯島も合流。逃げるメンバーは8人。今日はこれで終了だろう。確実に逃げ切れるところまでレースを動かし、後は総合に関係のない俺は総合に関係する選手を上手く利用すれば、区間賞を狙うのには非常に有利だ・・・誰が強いのか・・・

そう考えてながら先頭を引いて最後尾に付いたところで4番手を走る中国の選手がコーナーで落車。前の3人を除いて誰も前にいけなかった。

俺自身ほんの僅かのところで落車した選手を避けてクリアーし、巻き添えを免れた。だが前まであと5秒が詰められなかった。

集団に戻ってチャンスを伺うが、前を逃げる飯島やリーダーの選手は強力で、徐々にその差を広げて逃げ切り。俺は集団のスプリントでも詰ってしまい、9位でのフィニッシュとなった。

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