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No.011 Tour of South China Sea第4ステージ

香港チームの強さと、それに対抗するチームとの戦力差ばかりが目に付く今回のツアー。レースも中盤の4日目に突入した。

香港チームの底力はどの程度なのか?

今日のコースはコーナーのない、オーバルコースの周回。ゴール前に300mほどの緩い登りがある以外、特筆するような特徴のあるコースじゃない。序盤にアタックして抜け出すが、少人数だと風がきつくてスピードが維持できないということぐらいだろうか。

明 日の登りステージに備え、今日でタイムを稼ぎ出したい選手、そしてレースを完全にコントロールしようとする香港チームに対して攻撃を仕掛けるチームで、 レースのスピードは徐々に上昇していく。それまで平均40キロほどだったのが最終的には49キロまで上がった(オフィシャル発表)

今日は日本ナショナルチームの攻撃が際立っていた。

もしあと2チームほど協力するチームがいれば、確実にアシスト陣は崩壊しただろう。そう思うほど機能していた。しかし今日もすべての流れは香港チームへと傾いていた。

後 半に入り、別府、盛を含む10人以上の先頭グループが逃げる。逃がしたくない香港チームは徐々に差を詰め20秒ほどに。そこでCMSの選手が単独でアタッ クして前に合流。この瞬間、香港チームは崩壊し差は一気に30秒以上へと開いた。普通ならここで集団は追いつくはずはなかった。

香港チームに同調するチームが先頭を引っ張り。とうとう黄金寶も先頭で引く。差は縮まらないが、ラスト1周で前が若干けん制。総合を狙う選手までもが区間賞を意識した結果、香港チームのいい標的になるポジションまで位置を下げてしまったようだ。

このためラスト1キロで集団は再び一つへ。それは香港にとってもだが、俺にとっても再びチャンスが訪れることとなった。

黄金寶とリーダーがラインを作っている。俺は黄があの程度の先頭引きで脚がなくなる選手じゃないと思っている。それは初日のステージでも証明している。俺は香港ラインの後ろを確保。

ラスト700mで前が詰まり黄の後ろから離れるが、前には西谷。悪くない。

ラスト150mまで続く下りで脚は全開まで回り、結局4位で終了。後一歩で表彰台だったが第2ステージに続いて、まったく前に出ることが出来なかった。

俺自身、追い風や下り基調などのスピードの速いスプリントは苦手だ。

その苦手なスプリントで4位だったことはせめてもの救い。

ここまで、自分の走りが出来ず苦しみのメビウスを回り続けていたが、開放された気分だ。そういった意味では明日からはもう少し余裕をもって挑むことが出来そうだ。

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