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No.008 Tour of SouthChina Sea 第1ステージ

2005年12月26日 第1ステージ 100.1キロ 尖沙咀〜青衣(香港)

俺にとって年末年始の恒例行事とも言うべきツアー・オブ・サウスチャイナシーがやってきた。

去年は最後の詰めは甘かったが、それでも自分の中では十分よい出来だったと思う。

いつの間にか多くの友人ができ、俺にとってここ香港でのレースは、決して「アウェー」ではなく、「ホーム」に近い感覚だ。

いつもレースに出場するためにたくさん助けてもらっている呂(ルイス)は、デザイナーだ。

彼は元々サイクリスト(元香港ナショナルチーム)で、自転車レースに今でも携わっている。そして自らのブランドであるCMS(Colormaster sports)を立ち上げ、そしてCMSサイクリングチームと言うチームまで立ち上げてしまった。

マルコポーロサイクリングチームのスポンサーをしたり、現在では俺の立ち上げたチームマサヒコミフネドットコムにもスポンサーをしてもらっている。俺が毎年香港へ渡航するのも、いつしか年末年始の儀式のようになり、ルイスが渡航費を捻出してくれている。

今では俺にとっても非常に重要なスポンサーでもあるが、それ以上に大変重要な友人とも言えるだろう。

今回は、そのCMSサイクリングチームのゲストと言うことで参加。

マルコポーロで走る選手2人と香港のアマチュアサイクリスト2人の5人の混成チームだ。

他のチームと比べると戦力的に劣っていることは否定できない。しかし自分を強く持っていればそれはそれほど重要じゃないはずだ。もちろん強いチーム、強いチームメートにこしたことはないが・・・


第1ステージは香港で行われる。

青衣(ちんい)ステージはアップダウンの周回コースで、簡単に集団が崩れそうで崩れないし、そう思っていると取り返しの付かないような差になってしまう。非常に難しいコースだ。

スタートからニュートラル区間が続くはずなのに、気が付くとはるか彼方に単独で逃げている選手がいる。周回コースでは2分の差が開いている。集団は完全に静観し、次の動きを待っている。

登りで7人ほどが抜け出す。日本ナショナルチームから別府、去年総合2位らが入るが集団はやはり動きはない。香港チームの動き次第ということか。

俺は登りでペースアップ。これを皮切りにアタック開始。集団は細分化していき、気が付くと俺は後続に取り残される。ヤバイ!と思い、次の周回の登りで集団を抜け出し追走。盛(日本)も抜け出し、一緒に前のグループを追走。およそ4キロほどかかって合流する。

飯島や西谷らが黄金寶と一緒に前にいるのは見えている。その前が別府らの先頭グループか。俺は追走で完全に消耗し前を見ているだけだった。

完全に後手に回った。俺達のグループは第3グループ。一体前に何人いるのか、一体何分差かというインフォメーションもなく、どうしていいのかも分からない。それに第3グループ内でも追走しなければならないのに駆け引きが始まっている。

気が付くと先頭から6分30秒ほどの差。それに前には18人。

完全に総合を失ってしまった。今年は優勝を狙っていきたかったが、初日にしてすべてがなくなった。

この日優勝したのは若いWU KIN SAN(香港)。2位には黄金寶。2人で後続に2分以上の差をつけての圧勝だった。

ステージ21位(先頭から6分32秒遅れ)

総合21位(先頭から6分42秒遅れ)

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