Xmas Cross in くろんど池 GP Masahiko Mifune C1優勝者 沢田 時選手のインタビューを掲載します。
C1優勝者 沢田 時選手(ブリヂストン・アンカー)
インタビュワー 三船 雅彦
三船:去年と比べてややテクニカルにしたつもりです。そのあたりも沢田選手はスムーズにこなしていたし、階段セクションもすごく速かったですね。今回のコースはどうでしたか?
沢田:コースを大きく使えばあまりブレーキをかける必要もなく、テクニカルながらハイスピードで非常に楽しいコースでした。階段セクションはバイクを担ぐモーションが早ければ半分あたりまでは勢いで登ることができます。慌てずにしっかりとバイクを担ぐことに集中していました。平坦なハイスピード区間に林の中のシングルトラック、そして担ぎ区間とバランスが良く、これまで国内で走ったシクロクロスの中で一番好きなコースです。
Photo by Hideaki Takagi
三船:どのセクションが一番好きでしたか?そして一番苦手だったセクションは?
沢田:全てのセクションが好きですが(笑)、得意だったのは階段手前のスラローム上の登りです。ラインを選べば下りのスピードを殺さずに勢いをつけて登りに入れるので、意外と試走のときよりもレースの方が楽に感じました。もちろん注意していたセクションはありましたが、苦手なセクションは正直なかったです。この日は本当に調子が良かったんです(笑)。
三船:今回使用したタイヤ、空気圧を教えてもらえませんか?
沢田:DUGAST Typhoon 32mm 1.8気圧。滑りやすいセクションは殆ど無かったので、若干高めです。
三船:レースに向けてのコンディショニングは如何でしたか?
沢田:3日前の関西シクロクロスでは身体が良く動いた上に、疲労も溜まっていなかったので、調子は良いだろうと思っていました。前日はレースで使うのと全く同じタイヤ、空気圧で練習していたため、当日は朝の試走時からバイクとの一体感があって身体が良く動いていました。
Photo by Hideaki Takagi
三船:全日本のタイトルを取って何か変わりましたか?(沢田選手は、12月6日に長野県飯山で開催されたシクロクロス全日本選手権 U23優勝)
沢田:とにかく自転車に乗ることが楽しいです。もちろん全日本前も楽しんでいましたが、練習で調子が悪かったり、良くないレースをしてしまった時は全日本までに何とかせねば!というプレッシャーをどうしても自分にかけてしまっていました。今は心の底から自転車に乗ることを楽しめているので、特にテクニカルな区間で身体の固さがなく、調子も更に上がっているように感じています。
三船:今後も関西シクロクロス、そして世界選手権へと続いていきます。今後の抱負を聞かせてください。
沢田:まず、世界戦までに出場する関西シクロクロスでは全て優勝することです。これから更にコンディションを上げていくために、一戦一戦で自分の実力を出し尽くすレースをしていきたいと思っています。世界選手権では僕がジュニアの世界戦の時に出した日本人最高位(16位)を更新することが目標です。
三船:またぜひ来年も遊びに来てください。
沢田:もちろん来年も参加させて頂きますし、今からとても楽しみしています!